【Linux】gzipコマンドでファイルの圧縮・解凍

Linux

どーも!marusukeです!

ファイルの圧縮・解凍を行うLinuxコマンド:gzipについて解説します!

gzipコマンドの使い方

元のファイルを残さずにファイルを圧縮する

testファイルを圧縮するとき(元のtestファイルは削除され、圧縮されたtest.gzが作成されます)

gzip test

実行結果です

元のファイルのtestファイルは削除され、圧縮されたファイルtest.gzのみが残ります

元のファイルを残しつつ、ファイルを圧縮する(-kオプション)

元のファイルを残すときは、-k(–keep)オプションをつけます

gzip -k test

実行すると以下のようになります

testファイルと圧縮されたtest.gzがディレクトリ内に存在する状態になります

ディレクトリ内の全てのファイルを圧縮する(-rオプション)

sampleディレクトリ内の全てのファイルを圧縮する場合には、-rオプションをつけます

gzip -r sample

sampleディレクトリ内にはfile1, file2, file3がある場合、実行すると以下のようになります

sampleディレクトリ内のファイルは全て圧縮され、元ファイルはない状態になります

圧縮したファイルを別のディレクトリに展開する方法

展開するオプション「-d」と、標準出力に実行結果を出力するオプション「-c」を使います

以下の場合は、カレントディレクトリ内のtest.gzをカレントディレクトリ配下のsampleディレクトリ内にtestファイルとして展開するコマンドです

gzip -dc test.gz > sample/test

実行すると以下のようになります

test.gzを展開し、testファイルとしてsampleディレクトリ内に配置することができました

このとき、展開元のファイルtest.gzもカレントディレクトリ内に残ったままとなります

gzipコマンドのオプション


gzip
コマンドのオプションです

  • -c, --stdout: 標準出力に書き込み、元のファイルを変更せずに保持します
  • -d, --decompress: 解凍します
  • -f, --force: 出力ファイルを強制的に上書きし、リンクも圧縮します
  • -h, --help: ヘルプを表示します
  • -k, --keep: 入力ファイルを保持して削除しません
  • -l, --list: 圧縮されたファイルの内容を表示します
  • -L, --license: ソフトウェアのライセンスを表示します
  • -n, --no-name: 元の名前とタイムスタンプを保存または復元しません
  • -N, --name: 元の名前とタイムスタンプを保存または復元します
  • -q, --quiet: すべての警告を抑制します
  • -r, --recursive: ディレクトリ内で再帰的に操作します
  • --rsyncable: rsyncに対応したアーカイブを作成します
  • -S, --suffix [.拡張子]: 圧縮ファイルに指定した拡張子を使用します
  • --synchronous: 同期出力(システムがクラッシュしても元ファイルは残りますが、処理は遅いです)
  • -t, --test: 圧縮ファイルの整合性をテストします
  • -v, --verbose: 圧縮実行時の詳細を表示します
  • -V, --version: バージョン番号を表示します
  • -1, -2, …, -9: 圧縮率を設定します。-1が最速で低圧縮率、-9が最遅で高圧縮率です

以上となります!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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