どーも!marusukeです!
現在のログインユーザを確認するコマンドw
について説明します!
wコマンドでできること
w [オプション]
w
コマンドは、現在システムにログインしているすべてのユーザーとユーザーが実行しているコマンドなどを表示します
wコマンドの使用例
w
出力例:
10:15:32 up 2:00, 3 users, load average: 0.00, 0.01, 0.05
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
user1 pts/0 192.168.1.100 10:00 1:00m 0.02s 0.02s -bash
user2 pts/1 192.168.1.101 09:45 30s 0.01s 0.01s sshd: user2
user3 tty2 :0 09:30 0.00s 0.01s 0.01s /usr/bin/X
wコマンドの出力の説明
1行目の表示内容は以下のようになっています
- 10:15:32: コマンドが実行された時刻
- up 2:00: システムの稼働時間(2時間)
- 3 users: 現在ログインしているユーザーの数
- load average: 0.00, 0.01, 0.05: 1分、5分、15分の平均のCPU負荷
各カラムの説明
カラム | 説明 |
---|---|
USER | ユーザー名 |
TTY | ユーザーがログインしている端末(仮想端末) |
FROM | リモートホストのアドレスまたはローカルディスプレイ識別子 |
LOGIN@ | ユーザーがログインした時刻 |
IDLE | 端末がアイドル状態である時間 |
JCPU | 端末上での全プロセスによるCPU使用時間 |
PCPU | 現在実行中のプロセスのCPU使用時間 |
WHAT | 現在実行中のコマンド |
wコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-h | ヘッダーを表示しない |
-s | 短い形式で表示 |
-f | FROMフィールドを表示(デフォルトで表示) |
-o | FROMフィールドを表示しない |
-i | IPアドレスを表示 |
ヘッダーを表示しない
w -h
出力例:
user1 pts/0 192.168.1.100 10:00 1:00m 0.02s 0.02s -bash
user2 pts/1 192.168.1.101 09:45 30s 0.01s 0.01s sshd: user2
user3 tty2 :0 09:30 0.00s 0.01s 0.01s /usr/bin/X
短い形式で表示
w -s
出力例:
10:15:32 up 2:00, 3 users, load average: 0.00, 0.01, 0.05
USER TTY FROM IDLE WHAT
user1 pts/0 192.168.1.100 1:00m -bash
user2 pts/1 192.168.1.101 30s sshd: user2
user3 tty2 :0 0.00s /usr/bin/X
FROMフィールドを表示しない
w -o
出力例:
10:15:32 up 2:00, 3 users, load average: 0.00, 0.01, 0.05
USER TTY LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
user1 pts/0 10:00 1:00m 0.02s 0.02s -bash
user2 pts/1 09:45 30s 0.01s 0.01s sshd: user2
user3 tty2 09:30 0.00s 0.01s 0.01s /usr/bin/X
w
コマンドはこのようにシステムの現在のユーザー状況と各ユーザーの実行コマンドなどを把握するために非常に便利です
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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