どーも!marusukeです!
グループのパスワード設定やユーザ追加・削除を行うコマンドgpasswd
について説明します!
gpasswdコマンドでできること
gpasswd [オプション] グループ名
gpasswd
コマンドは、グループの管理を行うためのコマンドです。グループのパスワード設定、ユーザーの追加・削除、グループ管理者の設定を行うことができます
ちなみにグループへのユーザーの追加・削除は1つずつできるので、ユーザをグループに所属させるコマンドusemod
よりも便利です!(自分的には)
(参考までに)「グループ」について
※ここで言う「グループ」はサブグループのことです。ユーザは1つ以上のグループに所属する必要があり、作成時に所属するグループを「プライマリーグループ」と言います。それ以外のグループを「サブグループ」と言います。
ユーザは所属するプライマリーグループに1つだけ所属することができます。サブグループは複数所属できます
gpasswdコマンドの使用例
gpasswd
コマンドは以下の権限で実行できます
- グループ管理者権限(そのグループのみ実行可能です)
- root権限(sudoコマンドも含む)
1. グループパスワードの設定
グループにパスワードを設定します。グループ名
を指定して実行します
sudo gpasswd グループ名
プロンプトが表示され、パスワードを入力します
2. グループにユーザーを追加
グループに新しいユーザーを追加します。-a
オプションを使用します
sudo gpasswd -a ユーザー名 グループ名
例:
sudo gpasswd -a ec2-user developers
出力例:
Adding user ec2-user to group developers
3. グループからユーザーを削除
グループからユーザーを削除します。-d
オプションを使用します
sudo gpasswd -d ユーザー名 グループ名
例:
sudo gpasswd -d ec2-user developers
出力例:
Removing user ec2-user from group developers
4. グループ管理者の設定
グループ管理者を設定します。-A
オプションを使用します
sudo gpasswd -A ユーザー名 グループ名
例:
sudo gpasswd -A ec2-user developers
ちなみにグループ管理者ができることは、グループパスワードの設定、グループへのユーザー追加・削除をする権限を持ちます
gpasswdコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-a, –add | グループにユーザーを追加します。 |
-d, –delete | グループからユーザーを削除します。 |
-r, –remove-password | グループパスワードを削除します。 |
-R, –restrict | グループを制限付きに設定します。 |
-A, –administrators | グループ管理者を設定します。 |
-M, –members | グループメンバーを設定します。 |
まとめ
gpasswd
コマンドは、Linuxシステムにおけるグループの管理を簡単に行うためのツールです。ユーザーの追加・削除、グループ管理者の設定、グループパスワードの設定などの操作ができます
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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