【Linux】ZIP圧縮ファイルを展開（解凍）する：unzip

どーも！marusukeです！

ZIP形式の圧縮ファイルを展開（解凍）するためのコマンドunzipについてです！

unzip コマンドでできること
unzip コマンドの使用例
unzip コマンドのオプション

unzip コマンドでできること

unzip [オプション] アーカイブ.zip

unzip コマンドは、ZIP形式の圧縮ファイルを展開（解凍）するためのコマンドです
Linux環境でZIPファイルを扱う際に使用され、特定のファイルのみを展開したり、ディレクトリを指定して解凍することも可能です

unzip コマンドの使用例

# sample.zip をカレントディレクトリに解凍する
unzip sample.zip

# 出力例
Archive:  sample.zip
  inflating: file1.txt
  inflating: file2.txt

# 特定のディレクトリに解凍する
unzip sample.zip -d /path/to/directory

# 出力例
Archive:  sample.zip
  inflating: file1.txt
  inflating: file2.txt

# ZIPファイル内の内容を確認する（解凍せずにリスト表示）
unzip -l sample.zip

# 出力例
Archive:  sample.zip
  Length      Date    Time    Name
---------  ---------- -----   ----
    12345  2024-03-10 12:00   file1.txt
    67890  2024-03-10 12:01   file2.txt
---------                     -------
    80235                     2 files

# 上書きを避けて解凍（既存ファイルがある場合は確認）
unzip -n sample.zip

unzip コマンドのオプション

オプション	説明
`-l`	ZIPファイルの内容を一覧表示（解凍しない）
`-d <ディレクトリ>`	指定したディレクトリに解凍
`-n`	既存のファイルを上書きせずに解凍
`-o`	既存のファイルを確認せずに上書き解凍
`-q`	解凍時のメッセージを非表示にする（静かに実行）
`-x <ファイル名>`	指定したファイルを除外して解凍
`-P <パスワード>`	パスワード付きZIPを解凍（セキュリティに注意）