【Linux】タイムゾーン(Time Zone)とは?

Linux

どーも!marusukeです!

タイムゾーン(Time Zone)についてです!

タイムゾーン(Time Zone)とは?

タイムゾーン(Time Zone)とは、地球上の地域ごとに決められた標準時刻の区分 のことです。地球は24時間かけて1回転するため、世界は約 24のタイムゾーン に分けられています。各タイムゾーンごとに、標準時が設定されています

たとえば、日本の標準時(JST: Japan Standard Time)は UTC+9 であり、協定世界時(UTC: Coordinated Universal Time)より 9時間進んだ時刻 を使用します

タイムゾーンの例

地域タイムゾーンUTC との時差
ロンドンGMT (Greenwich Mean Time)UTC+0
ニューヨークEastern Standard Time (EST)UTC-5
東京Japan Standard Time (JST)UTC+9
シドニーAustralian Eastern Standard Time (AEST)UTC+10

なぜタイムゾーンが必要なのか?

タイムゾーンがないと、どの国や地域でも同じ時刻になってしまい、日の出や日の入りの時間が合わなくなります
例えば、日本とアメリカでは昼と夜が逆になります。タイムゾーンを設定することで、その地域の生活リズムに合わせた時刻を使うことができます

Linux でのタイムゾーンの管理

Linux では、システムのタイムゾーンを /etc/localtime に設定します。タイムゾーンの変更には以下の方法があります。

1. tzselect コマンド(確認のみ)

tzselect

このコマンドは タイムゾーンを確認するためのもの で、システム設定は変更されません。

2. timedatectl コマンド(変更する場合)

sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

このコマンドを実行すると、システムのタイムゾーンが Asia/Tokyo に変更されます。

3. ln -sf コマンド(手動で設定)

sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

/usr/share/zoneinfo ディレクトリには世界中のタイムゾーン情報が保存されています。
このコマンドで Asia/Tokyo のタイムゾーンを適用できます

まとめ

  • タイムゾーンとは、地域ごとに決められた標準時の区分のこと
  • Linux では tzselect でタイムゾーンを確認し、timedatectlln -sf で変更可能
  • 適切なタイムゾーンを設定することで、正確な時刻管理ができる

システムの時刻がずれると、ログの記録やスケジュール管理がうまくいかなくなるため、適切なタイムゾーンを設定しておくことが重要です!

以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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