【Linux】ディレクトリの実行権限「t」とは?

Linux

どーも!marusukeです!

ディレクトリやファイルの実行権限が「x」でなく、「t」の場合の意味について説明します!

実行権限「t」の意味について

スティッキービットというアクセス権限を制限するビットの一種で、そのディレクトリまたはファイルの所有者(user)以外のユーザが削除できないようにする制限です。主に誤削除防止に利用されます

「/tmp」が実行権限「t」になっている代表的なディレクトリです

実際に「ls -ld /tmp」コマンドでアクセス権限を見てみると以下のようになっています

他ユーザの実行権限が「t」になっています。「/tmp」ディレクトリの所有者はrootなので、tmpディレクトリ内のファイルやディレクトリを削除する場合は、rootユーザかsudoコマンドを使用する必要があります

スティッキービットの使い方

スティッキービットを付与する方法

スティッキービットを付与するコマンドは以下のようになります

chmod +t ディレクトリ名またはファイル名

実際に作成したディレクトリ「test-dir」付与してみると、

アクセス権限の他ユーザの実行権限が「t」になっています

スティッキービットを削除する方法

以下のコマンドでスティッキービットを削除することができます

chmod -t ディレクトリ名またはファイル名

実際に作成したディレクトリtest-dirのスティッキービットを削除すると

他ユーザのアクセス権限の実行権限が「x」に戻っています

以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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