【Linux】既存ユーザーアカウントの情報を変更する:usermod

Linux

どーも!marusukeです!

既存のユーザーアカウントの情報を変更するためのコマンドusermodについてです!

usermod コマンドでできること

 usermod [オプション] ユーザー名

usermod コマンドは、既存のユーザーアカウントの情報を変更するためのコマンドです。たとえば、ユーザーのログイン名やホームディレクトリ、所属グループ、パスワード有効期限などを変更できます

usermod コマンドの使用例

ユーザーのログインシェルを変更する

 sudo usermod -s /bin/bash exampleuser

このコマンドは、exampleuser のデフォルトシェルを /bin/bash に変更します。

ユーザーのホームディレクトリを変更する

 sudo usermod -d /home/newhome -m exampleuser

-d オプションで新しいホームディレクトリ /home/newhome を指定し、-m オプションで旧ホームディレクトリの内容を新ディレクトリへ移動します

ユーザーを新しいプライマリグループに変更する

 sudo usermod -g newgroup exampleuser

このコマンドは、exampleuser のプライマリグループを newgroup に変更します

ユーザーを追加のグループに参加させる

 sudo usermod -aG wheel exampleuser

このコマンドは、exampleuserwheel グループに追加します(-a を付けないと、既存の補助グループが上書きされてしまうので注意)

usermod コマンドのオプション

オプション説明
-cユーザーの説明(コメント)を変更
-d新しいホームディレクトリを指定
-eアカウントの有効期限を設定 (YYYY-MM-DD 形式)
-gプライマリグループを変更
-Gユーザーが所属する補助グループを設定(上書きされるので注意)
-aG指定したグループに追加(既存グループを維持)
-lログイン名を変更
-Lアカウントをロック
-Uアカウントのロック解除
-sログインシェルを変更
-uユーザーID(UID)を変更

usermod を使用する際は、適用ミスに注意しながら管理者権限 (sudo) で実行してください


以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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