【Linux】ファイルシステムをアンマウントする：umount

どーも！marusukeです！

指定されたファイルシステムをアンマウントするコマンドumountについて説明します！

umountコマンドでできること

umountコマンドでできること

umount [オプション] <デバイスまたはマウントポイント>

umountコマンドは、指定されたファイルシステムをアンマウント（マウントを解除）するためのコマンドです。アンマウントすることで、アンマウントしたファイルシステムへのアクセスを安全に停止し、デバイスを取り外したりする準備ができます。umountは、ファイルシステムが現在使用中でないことを確認し、データの損失を防ぐために適切なプロセスを行います

umountコマンドの使用例

1. マウントポイントを指定してアンマウント

sudo umount /mnt

このコマンドは、/mntディレクトリにマウントされているファイルシステムをアンマウントします

2. デバイスを指定してアンマウント

sudo umount /dev/sda1

このコマンドは、デバイス/dev/sda1をアンマウントします

主なオプション

オプション	説明
-a	`/etc/mtab`にリストされているすべてのファイルシステムをアンマウントします
-f	使用中のファイルシステムを強制的にアンマウントします（ネットワークファイルシステムで使用）
-r	アンマウントに失敗した場合にリマウントを試みます
-v	詳細な出力を表示します

例: すべてのファイルシステムをアンマウント

-aオプションを使用して、/etc/mtabにリストされているすべてのファイルシステムをアンマウントします

sudo umount -a

例: 強制的にファイルシステムをアンマウント

-fオプションを使用して、使用中のファイルシステムを強制的にアンマウントします。このオプションは、ネットワークファイルシステム（NFS）で便利です

sudo umount -f /mnt/nfs

例: リマウントを試みるアンマウント

-rオプションを使用して、アンマウントに失敗した場合にファイルシステムを再度マウントします

sudo umount -r /mnt

注意点

ファイルシステムの使用中止:
- umountを実行する前に、ファイルシステムが他のプロセスによって使用されていないことを確認してください。使用中の場合、アンマウントに失敗する可能性があります
ファイルシステムの安全な取り外し:
- USBドライブや外部ハードディスクなどのデバイスを物理的に取り外す前に、必ずumountコマンドでアンマウントを行い、データの損失を防止します