【Linux】ルーティングテーブル を管理:route(非推奨)

Linux

どーも!marusukeです!

ルーティングテーブル を表示したり、管理できるコマンドroute(非推奨)についてです!

routeコマンドでできること

route [-n] [-e] [-A <アドレスファミリ>] [コマンド] [オプション]

route コマンドは、Linuxシステムの ルーティングテーブル を表示・管理するためのコマンドです
ネットワークトラフィックがどの経路を通るかを確認・設定するのに使用されます

主な用途

  • 現在のルーティングテーブルを表示(ネットワーク経路の確認)
  • デフォルトゲートウェイの設定
  • 特定のネットワークへのルート追加・削除
  • ネットワークトラブルシューティング

注意: route コマンドは 旧式 であり、ip route コマンドが推奨されています


routeコマンドの使用例

1. 現在のルーティングテーブルを表示

route -n

出力例:

Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
0.0.0.0         192.168.1.1     0.0.0.0         UG    100    0        0 ens33
192.168.1.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U     100    0        0 ens33
  • Destination:宛先ネットワーク
  • Gateway:経由するゲートウェイ
  • Genmask:ネットワークマスク
  • Flags
    • U(Up):ルートが有効
    • G(Gateway):ゲートウェイ経由
    • H(Host):単一ホスト向けのルート
  • Iface:使用するネットワークインターフェース(例: ens33

2. デフォルトゲートウェイの設定

sudo route add default gw 192.168.1.1
  • default:すべてのトラフィックに適用するデフォルトルート
  • gw:ゲートウェイ(192.168.1.1

確認方法

route -n

注意: route コマンドでのルート設定は一時的です。再起動後も維持するには /etc/sysconfig/network-scripts/ip route コマンドを使用して下さい


3. 特定のネットワークへのルートを追加

sudo route add -net 192.168.2.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.1.1
  • -net:ネットワークアドレス
  • netmask 255.255.255.0:サブネットマスク(/24
  • gw 192.168.1.1:ゲートウェイを指定

4. 特定のルートを削除

sudo route del -net 192.168.2.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.1.1
  • del を指定すると、ルートが削除される

routeコマンドのオプション

オプション説明
-nホスト名を解決せず、IPアドレスで表示(高速)。
-enetstat -r と同様の出力を表示。
add新しいルートを追加。
del指定したルートを削除。
defaultデフォルトゲートウェイを設定。
gw <IP>ルートのゲートウェイを指定。
-net <ネットワーク>ネットワークアドレスを指定。
-host <ホストIP>単一のホストに対するルートを指定。

推奨される代替コマンド

route旧式 であり、ip route を使用するのが推奨されています

代替コマンド(ip route)

ip route show
sudo ip route add 192.168.2.0/24 via 192.168.1.1
sudo ip route del 192.168.2.0/24 via 192.168.1.1

まとめ

  • route コマンドは、ルーティングテーブルの管理に使用
  • route -n でルーティングテーブルを確認できる
  • add でルート追加、del で削除可能
  • 現在は ip route コマンドが推奨

以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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