どーも!marusukeです!
現在のホスト名を確認したり、一時的にホスト名を変更するコマンドhostname
についてです!
hostnameコマンドでできること
hostname [オプション] [新しいホスト名]
hostname
コマンドは、現在のシステムのホスト名(hostname)を表示したり、設定したりするために使用されます
ホスト名とは、ネットワーク上でシステムを識別するために使われる名前で、システム管理やネットワーク通信で重要な役割を果たします
以下のことが可能です
- 現在のホスト名を表示する
- 新しいホスト名を設定する(管理者権限が必要)
- FQDN(Fully Qualified Domain Name: 完全修飾ドメイン名)を取得する
- 現在のホスト名のIPアドレスを確認する
hostnameコマンドの使用例
# 現在のホスト名を表示
hostname
出力例:
my-server
# FQDNを表示
hostname -f
出力例:
my-server.example.com
# 新しいホスト名を設定
sudo hostname new-server
hostname
出力例:
new-server
# ホスト名に対応するIPアドレスを確認
hostname -i
出力例:
192.168.1.100
注意: sudo
を使わずにホスト名を変更しても、一時的にしか反映されません。再起動後も保持したい場合は、ホスト名を永続的に変更する必要があります(設定ファイルを変更が必要です)
hostnameコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
(なし) | 現在のホスト名を表示します。 |
-s | ホスト名の「短い名前」(ドメイン名を除いた部分)を表示します。 |
-f | ホスト名のFQDN(完全修飾ドメイン名)を表示します。 |
-i | ホスト名に対応するIPアドレスを表示します。 |
-I | システムに割り当てられているすべてのIPアドレスを表示します(複数のネットワークインターフェースがある場合)。 |
–help | hostname コマンドの使い方を表示します。 |
-d | ホスト名のドメイン名部分を表示します(例: example.com )。 |
-V | hostname コマンドのバージョン情報を表示します。 |
ホスト名の永続的な変更方法
システムを再起動してもホスト名を保持するには、以下のいずれかの方法で設定を変更します
1. hostnamectlコマンドを使用する方法
# 永続的にホスト名を設定
sudo hostnamectl set-hostname new-hostname
# 確認
hostname
出力例:
new-hostname
2. 設定ファイルを直接編集する方法
/etc/hostnameファイルを編集する場合
sudo vi /etc/hostname
新しいホスト名を入力して保存します
/etc/hostsファイルを編集する場合
sudo vi /etc/hosts
以下のようにホスト名を更新(127.0.0.1
の行を修正)
127.0.0.1 localhost
127.0.0.1 new-hostname
- システムを再起動
sudo reboot
注意事項
- ホスト名を変更する際には、他のシステムとの通信に影響がないよう注意してください(例: DNS設定の確認をする。など)
- ホスト名を変更してもDNSに登録されている名前は自動で更新されません。DNSサーバーを手動で更新する必要があります
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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