【Linux】実行中のプロセスの優先度(nice値)を変更:renice

Linux

どーも!marusukeです!

実行中のプロセスの「優先度(nice値)」を変更するコマンドreniceについてです!


reniceコマンドでできること

renice [オプション] [新しいnice値] -p [PID]

renice コマンドは、実行中のプロセスの「優先度(nice値)」を変更するためのコマンドです
Linuxではプロセスごとに「nice値(ナイス値)」という実行優先度が設定されており、値が低いほど高い優先度でCPUを使えます

nice値の範囲は -20(最も優先)~19(最も低優先) です
通常、一般ユーザーは **優先度を下げる(nice値を上げる)**ことしかできず、逆に優先度を上げるには管理者権限(sudo)が必要です

reniceコマンドの使用例

# PID 1234 のプロセスのnice値を10に変更(一般ユーザーが実行可能)
renice 10 -p 1234
1234 (process ID) old priority 0, new priority 10

# sudoを使ってPID 1234のnice値を-5に変更(管理者権限が必要)
sudo renice -5 -p 1234
1234 (process ID) old priority 10, new priority -5

reniceコマンドのオプション

オプション意味
-n変更後の nice 値を指定(省略可能)
-pプロセスID(PID)を指定(デフォルト)
-gプロセスグループIDを指定
-uユーザー名またはUIDを指定し、該当ユーザーの全プロセスのnice値を変更

📝 補足:nice値とは?
「nice(ナイス)値」は、プロセスがCPUを使う優先順位を決めるための値です。nice値の範囲は -20(最も優先)~19(最も低優先) です

以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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