どーも!marusukeです!
UNIX系システムで古くから使われており、ファイルやディレクトリをアーカイブ形式でまとめたり展開したりするためのコマンドcpioについてです!
cpioコマンドでできること
cpio [オプション] < [ファイルリスト]
cpioコマンドは、UNIX系システムで古くから使われているコマンドで、ファイルやディレクトリをアーカイブ形式でまとめたり展開したりするためのコマンドです。
主にバックアップや復元の用途で使われます。tarに似ていますが、標準入力<と標準出力>を使う点が特徴です。ファイルやディレクトリを探すfindコマンドとパイプ|と組み合わせて使われることが多いです。
cpioには以下の3つの動作モードがあります:
- コピー作成モード(
-o):アーカイブを作成 - コピー展開モード(
-i):アーカイブを展開 - コピー転送モード(
-p):ファイルを別ディレクトリにコピー
cpioコマンドの使用例
# 1. ファイルのリストからアーカイブを作成
find . -name "*.txt" | cpio -o > archive.cpio
# 2. アーカイブの内容を展開
cpio -i < archive.cpio
# 3. ファイルを他のディレクトリにコピー
find . -name "*.txt" | cpio -p /tmp/backup
cpioコマンドのオプション
| オプション | 意味 |
|---|---|
-o | アーカイブを作成する(”copy-out” モード) |
-i | アーカイブを展開する(”copy-in” モード) |
-p | ファイルを別のディレクトリにコピー(”pass-through” モード) |
-v | 詳細な出力を表示(verbose) |
-d | ディレクトリが存在しない場合は作成する |
--no-preserve-owner | 所有者情報を保持しない(通常root以外で使う) |
-u | 既存ファイルを上書きする |
--help | ヘルプを表示する |
🔰 補足:アーカイブとは?
複数のファイルやディレクトリを1つのファイルにまとめたもの。バックアップや転送に便利です。
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!



コメント