【Linux】ディレクトリの構成:var

Linux

どーも!marusukeです!

Linuxのディレクトリの構成の一つ「var」について説明します!

/varとは?

ログファイル、メールやプリンタのスプールなどのような頻繁に書き換えられるファイルが保存されるディレクトリです。サブディレクトリに細分化され、以下のようなディレクトリがあります

/var/cache:一時的なキャッシュファイル用のディレクトリ

アプリケーションのキャッシュファイルなどを保存します。このキャッシュファイルをこのディレクトリに保存することで、アプリケーションが再計算を避けたり、高速なデータへのアクセスを実現しています。

/var/lock:ロックファイルの保存場所ディレクトリ

ロックファイルとは、Linuxシステム上のプロセスやリソースの排他制御を管理するためのファイルです。複数のプロセスが同時に特定のリソース(シリアルポート、データベース、ファイルなど)にアクセスしないようにします。複数のプロセスが特定のリソースにアクセスするとデータが破損することがあるので、ロックファイルは重要です。ロックファイルは、***.lockという拡張子です。

ロックファイルの操作には取得と解放があります。プロセスがリソースにアクセスする前にロックファイルを作成され(取得)、リソースの利用が終了したら、そのロックファイルは削除されます。(解放)

/var/log:ログファイルの保存場所ディレクトリ

様々なログファイルが保存されるディレクトリです。例えば/var/log/messagesには、システムのログファイルが保存されます。また/var/log/boot.logにはシステム起動時の情報が記載されます。その他にも様々なログファイルが/var/logのサブディレクトリに保存されます。

/var/run:システムの状態を示すファイルの保存場所

システム実行中に生成される一時ファイルやプロセスのPID(プロセスID)ファイルが保存されます。/var/runディレクトリは、一般的にルートユーザのみがアクセス可能です。

/var/spool:ジョブやキューを管理するディレクトリ

システムのバックグラウンドプロセスがジョブをキューに入れて実行待ち状態で保持できる場所として重要な役割を果たすディレクトリです。例えば、印刷待ちのデータ(印刷キュー)や予約されたジョブなどがあります。多くの場合、実行されたキューは削除されます。

その他にも/varにはサブディレクトリがありますので、ぜひご自身で触って調べてみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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