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Linuxのブロックデバイスやファイルシステムの構成を一覧で表示するコマンドlsblk
(list block devices)について説明します!
lsblkコマンドでできること
lsblk [オプション]
lsblk
コマンドは、ブロックデバイスの情報をリスト形式で表示します。表示される情報は、ディスク、パーティション、LVM(論理ボリュームマネージャー)などです
lsblkコマンドの使用例
lsblk
出力例
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 100G 0 disk
├─sda1 8:1 0 50G 0 part /
├─sda2 8:2 0 49G 0 part /home
└─sda3 8:3 0 1G 0 part [SWAP]
出力内容について
- NAME: デバイスの名前(例:
sda
、sda1
)。 - MAJ:MIN: デバイスのメジャー番号とマイナー番号。
- RM: リムーバブルデバイスかどうか(1 = リムーバブル、0 = リムーバブルでない)。
- SIZE: デバイスのサイズ。
- RO: 読み取り専用デバイスかどうか(1 = 読み取り専用、0 = 読み取り/書き込み可能)。
- TYPE: デバイスタイプ(disk = ディスク、part = パーティション、lvm = 論理ボリューム)。
- MOUNTPOINT: デバイスがマウントされている場所。
lsblkコマンドのオプション
lsblk
コマンドには、表示内容を制御するためのいくつかのオプションがあります
オプション | 説明 |
---|---|
-a, –all | すべてのデバイスを表示します。 |
-b, –bytes | サイズをバイト単位で表示します。 |
-d, –nodeps | 親デバイスのみを表示し、子デバイス(パーティションなど)を表示しません。 |
-f, –fs | ファイルシステムの情報を表示します。 |
-l, –list | ツリー形式ではなくリスト形式で表示します。 |
-n, –noheadings | ヘッダー行を表示しません。 |
-o, –output | 表示するカラムを指定します。 |
-r, –raw | 生データ形式で表示します。 |
-t, –topology | トポロジ情報を表示します。 |
-x, –sort | 指定したカラムでソートします。 |
-h, –help | ヘルプメッセージを表示します。 |
-J, –json | JSON形式で出力します。 |
-p, –paths | デバイスのパスをフルパス形式で表示します。 |
-s, –scsi | SCSIデバイス情報を表示します。 |
-v, –version | バージョン情報を表示します。 |
オプション使用例: ファイルシステム情報の表示
lsblk -f
出力例
NAME FSTYPE LABEL UUID MOUNTPOINT
sda
├─sda1 ext4 e2e1e15c-01d6-4c9a-9d1c-93d5f5e6e3fa /
├─sda2 ext4 a3b5e16d-0a3b-4f6d-b4e1-2c5b7d7e1c1f /home
└─sda3 swap 7d5d17e1-01d5-4e1b-8e1d-1c5d7d7e1c2e [SWAP]
ちなみに「UUID」は「Universally Unique IDentifier」の略称で、 インターネット上のオブジェクト(デバイスなど)を識別するための128ビットの文字列です。世界中で唯一のIDです
オプション使用例: デバイスのパスをフルパス形式で表示
lsblk -p
出力例
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
/dev/sda 8:0 0 100G 0 disk
├─/dev/sda1 8:1 0 50G 0 part /
├─/dev/sda2 8:2 0 49G 0 part /home
└─/dev/sda3 8:3 0 1G 0 part [SWAP]
まとめ
lsblk
コマンドは、ブロックデバイスの構造と利用状況を表示するための便利なコマンドです。ディスクのパーティション構造やファイルシステムの詳細情報を確認することができます
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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