どーも!marusukeです!
Linuxのブロックデバイスの属性を表示するコマンドblkid
について説明します!
blkidコマンドでできること
blkid [オプション] [デバイス]
blkid
コマンドは、ブロックデバイスの属性(UUID、ファイルシステムの種類、ラベルなど)を表示するために使用されます。特定のデバイスまたはすべてのデバイスに関する情報を取得することができます
blkidコマンドの使用例
root権限で実行する必要があるため、sudo
コマンドを利用します
1. すべてのデバイスの情報を表示
何も指定せずに実行すると、システム内のすべてのブロックデバイスの情報が表示されます
sudo blkid
出力例
/dev/sda1: UUID="e2e1e15c-01d6-4c9a-9d1c-93d5f5e6e3fa" TYPE="ext4" PARTUUID="b1b2b3b4-01"
/dev/sda2: UUID="a3b5e16d-0a3b-4f6d-b4e1-2c5b7d7e1c1f" TYPE="ext4" PARTUUID="b1b2b3b4-02"
/dev/sda3: UUID="7d5d17e1-01d5-4e1b-8e1d-1c5d7d7e1c2e" TYPE="swap" PARTUUID="b1b2b3b4-03"
表示される内容は以下です
- /dev/sdaなど:
デバイス名を表示します - UUID:
デバイスのUUIDを表示します - TYPE:
デバイスに使用されているファイルシステムの種類を表示します - PARTUUID:
パーティションのUUIDを表示します
2. 特定のデバイスの情報を表示
特定のデバイスに関する情報を表示するには、デバイス名を指定します
sudo blkid /dev/sda1
出力例
/dev/sda1: UUID="e2e1e15c-01d6-4c9a-9d1c-93d5f5e6e3fa" TYPE="ext4" PARTUUID="b1b2b3b4-01"
blkidコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-c <ファイル> | キャッシュファイルを指定します。デフォルトは/etc/blkid.tab です。 |
-g | UUIDキャッシュファイルを無視して、デバイス情報を直接取得します。 |
-i | 詳細情報を表示します。 |
-o | 出力フォーマットを指定します(full 、value 、device 、list 、export )。 |
-s <タグ> | 表示する特定のタグを指定します(例:UUID、LABEL、TYPE)。 |
-t <タグ> | タグに一致するデバイスを表示します。 |
-u | 古い形式のUUIDも表示します。 |
-v | バージョン情報を表示します。 |
例: 特定の属性を表示
1. UUIDのみを表示
sudo blkid -s UUID
出力例
/dev/sda1: UUID="e2e1e15c-01d6-4c9a-9d1c-93d5f5e6e3fa"
/dev/sda2: UUID="a3b5e16d-0a3b-4f6d-b4e1-2c5b7d7e1c1f"
/dev/sda3: UUID="7d5d17e1-01d5-4e1b-8e1d-1c5d7d7e1c2e"
2. UUIDとファイルシステムタイプを表示
sudo blkid -o list
出力例
device fs_type label mount point UUID
---------------------------------------------------------------------------------------
/dev/sda1 ext4 / e2e1e15c-01d6-4c9a-9d1c-93d5f5e6e3fa
/dev/sda2 ext4 /home a3b5e16d-0a3b-4f6d-b4e1-2c5b7d7e1c1f
/dev/sda3 swap 7d5d17e1-01d5-4e1b-8e1d-1c5d7d7e1c2e
まとめ
blkid
コマンドは、ブロックデバイスの詳細な属性情報を取得するための便利なコマンドです。UUIDやファイルシステムタイプ、ラベルなどの情報を簡単に取得することができ、システム管理やディスクの管理に役立ちます
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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