【Linux】ファイルを512ビットのハッシュ値にする:sha512sum

Linux

どーも!marusukeです!

ファイルを512ビットのハッシュ値(一定の長さの文字列)として出力するコマンドsha512sumについてです!


sha512sumコマンドでできること

  sha512sum [オプション] ファイル名

sha512sumコマンドは、ファイルのSHA-512ハッシュ値(512ビットのチェックサム)を計算するためのLinuxコマンドです
SHA-512は、SHA-2ファミリーの中でも非常に強力な暗号ハッシュ関数であり、セキュリティが重要な場面でも使用されます

ファイルが改ざんされていないか、正しく転送されたかなどの整合性チェックに使われます
SHA-256よりも出力が長い分、安全性がさらに高いとされています

sha512sumコマンドの使用例

# ファイルのSHA-512ハッシュを表示
sha512sum test.txt
cf83e1357eefb8bd...(長いハッシュ値)...f9b9c7df1c6d8fe1  test.txt

# ハッシュをファイルに保存
sha512sum test.txt > test.txt.sha512

# ハッシュの検証(同じディレクトリ内のtext.txtとチェック)
sha512sum -c test.txt.sha512
test.txt: OK

sha512sumコマンドのオプション

オプション説明
-c保存されたチェックサムファイルを使って、整合性を検証する
--quietOKメッセージを出さず、エラーがあった場合のみ表示
--statusステータスのみ返す(出力なし)。スクリプト向け
--tag出力をPGP形式にする(署名付きファイルの検証向け)
-bバイナリモードで計算(Windowsとの互換性向け)
-tテキストモードで計算(デフォルト)

専門用語解説
**SHA-512(Secure Hash Algorithm 512-bit)**とは、512ビットのハッシュを生成する暗号学的に強力なアルゴリズムで、米国政府によって標準化されているSHA-2ファミリーの一部です


SHA-512は高いセキュリティ性を求める場合に最適なハッシュ関数であり、セキュリティ重視のLinuxユーザーにとって非常に有用なツールです(ですが、利用する際は、自己責任でお願いします💦)

以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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