どーも!marusukeです!
ロケール(言語や地域設定)を表示・設定するためのコマンドlocale
についてです!
locale コマンドでできること
locale [オプション]
locale
コマンドは、システムのロケール(言語や地域設定)を表示・設定するためのコマンドです
ロケールは、表示言語や日付・時刻・数値・通貨のフォーマットなどを制御します
特に、日本語環境の設定や、多言語対応が必要な場合に重要です
locale コマンドの使用例
現在のロケール設定を表示
locale
出力例
LANG=ja_JP.UTF-8
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=
各設定は、特定の情報(文字コード、日付・通貨のフォーマットなど)に影響します
特定のロケール設定を表示
locale LC_TIME
出力例
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
→ LC_TIME
(日付と時刻のフォーマット)の設定を確認できます
利用可能なロケール一覧を表示
locale -a
出力例
C
C.UTF-8
en_US.utf8
ja_JP.utf8
→ ja_JP.utf8
が含まれていれば、日本語のロケールが使用可能です
ロケールを一時的に変更(コマンド実行時のみ適用)
LANG=en_US.UTF-8 date
出力例
Wed Feb 6 12:34:56 UTC 2025
→ 一時的に英語(US)で date
コマンドを実行します
locale コマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-a | 利用可能なロケールを一覧表示 |
-m | 利用可能な文字コード(charmaps)を表示 |
--help | ヘルプを表示 |
--version | バージョン情報を表示 |
システムのロケールを変更する方法
1. 現在のロケールを確認
locale
2. 新しいロケールを設定
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
または、/etc/locale.conf
を編集して手動(viエディタ)で設定
sudo vi /etc/locale.conf
内容を変更
LANG=ja_JP.UTF-8
変更後、再ログインまたはシェルを再起動すると適用されます
locale
コマンドを使うことで、システムの言語設定を確認・変更できます
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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