どーも!marusukeです!
シェルのオプション機能を設定するコマンドsetについて説明します!
setコマンドでできること
set [オプション]
setコマンドは、シェル環境で利用可能なシェル変数や環境変数を表示したり、シェルの動作を制御するオプションを設定するためのコマンドです
主な機能
- シェル変数と環境変数の表示:
setを引数なしで実行すると、現在のシェルで定義されているすべての変数(シェル変数、環境変数、関数)が一覧表示されます - シェルの動作制御: シェルの動作を変更するオプションを指定して、特定の動作を有効化または無効化できます
- 位置パラメータの設定: 引数を指定して、シェルの位置パラメータ(スクリプトや関数の引数)を設定します
setコマンドの使用例
1. シェル変数と環境変数の一覧を表示
引数なしでsetコマンドを実行すると、シェルで定義されているすべての変数(環境変数やシェル変数)の一覧が表示されます
set
2. シェルオプションを有効化/無効化
setコマンドでシェルの動作を制御するオプションを設定します。例えば、エラーが発生したときにスクリプトの実行を停止するためのオプションを有効にできます
set -e
- -e: コマンドがエラーを返した場合にスクリプトを終了する
3. シェルオプションの無効化
例えば、エラー停止オプションを無効化する場合、+を使用して無効にできます
set +e
4. 位置パラメータの設定
引数を指定して、位置パラメータ($1, $2, …)を設定します
set -- "param1" "param2" "param3"
これにより、$1はparam1、$2はparam2、$3はparam3に設定されます
主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -e | コマンドがエラー(非ゼロの終了ステータス)を返した場合にスクリプトを終了します |
| -x | 実行するすべてのコマンドを表示します(デバッグ用) |
| -u | 未設定の変数を参照しようとするとエラーにします |
| -v | 実行前にコマンドを表示します |
| -n | コマンドの実行を行わず、スクリプトの構文チェックだけを行います |
| +e | -eオプションを無効化します(エラー時に終了しない) |
| +x | -xオプションを無効化します(コマンドの表示を停止) |
| — | 位置パラメータを設定します |
まとめ
setコマンドは、シェルの動作を制御するコマンドで、シェル変数や環境変数の確認、シェルのオプションの設定ができます
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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